アリゾナ出身のベル兄弟による2人ユニットによる1stフル。まだ20代前半ながら、その無限なる可能性を感知したThe Album LeafやMice Paradeらによって、オープニング・アクトに抜擢される。Tortoise、My Bloody Valentine、Explosions In The Sky等から影響を受けた彼らの楽曲は、弟ジャレドが紡ぎ上げるヴィンテージ・キーボードとアナログ・エフェクトによる幾重ものレイヤーに、兄マイケルによるダイナミックなドラミングと複雑なプログラミングが見事なコントラストを織り成し、温かくも攻撃的、荒々しくも繊細な、独自のサウンドスケープを確立し、インストゥルメンタル・ミュージックの可能性を大きく押し広げている。
●日本盤のみボーナストラック5曲収録(2006年リリースのツアー限定EP「CARVED BY GLACIERS」を完全収録)
「リンビック・システムは、傑出した才能を見出すのが難しい音楽シーンにおける新しい風だ。彼らは傑出しているし、そう呼ぶに相応しい」
ジミー・ラヴェル(The Album Leaf)
LAを拠点に活動するシンガー・ソングライターであるインド系アメリカ人リシケシュ・ヒアウェイによる1人ユニット。2004年リリースの2ndアルバム『A Name Writ In Water』で、ネット・メディアや専門店を中心に注目を集める。そして2007年、この3rdアルバムでは、前作に引き続きデイデラスを始め、多彩なゲストが参加して、芳醇なサウンドスケープを作り上げている。ギターやラップトップを基調としつつ、ストリングスやホーンを巧みに絡ませた、エレクトロニックとオーガニックが理想的に調和したアンビエント・サウンドに乗った、ニック・ドレイクを彷彿させる繊細かつエモーショナルな唄は、聴く者の心の襞に優しく触れる。
●日本盤のみボーナストラック3曲収録(未発表曲2曲とThe Long Lost [Daedelus + Laura Darlington]によるカヴァー1曲)