

ELECTRIC PRESIDENT / SLEEP WELL
エレクトリック・プレジデント / スリープ・ウェル
1stが大ヒットを記録したフロリダのデュオ。ポスタル・サーヴィスやスタイロフォームに通じる珠玉のエレクトロ・ポップが詰まった2nd。
2004年よりフロリダ州ジャクソンヴィルにて活動するベン・クーパーとアレックス・ケインによる若きデュオ・ユニット。06年1月に、ムームやスタイロフォームを輩出するドイツのエレクトロニカ系レーベルMorr Musicよりアルバム『s/t』にてデビュー。ラップトップを基調としながらも、アコースティックな肌触り、ロック的ダイナミズム、インディー・ポップ的な遊び心、そして何よりも、デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバートにも通じる、心に染み入る唄心が絶賛される。本作は、うきうきするような爽やかさ、陽だまりのような温かさを感じさせるポップさはそのままに、よりディープなリスニングに堪えうる深み、クオリティを獲得した大傑作。
●日本先行リリース
●日本盤のみボーナストラック4曲収録(EP「You Have The Right To Remain Awesome, Volume 1」「同Volume 2」完全収録)
YOUTH-051
&051
¥2,300 (tax in)
2008.06.04 on sale
解説:大崎晋作(hue)
歌詞・対訳付
すみません、まだ続くんです、リリース・ラッシュ。
しかも得意の同時リリース。
先日お伝えしたYOMOYAと同日です。
&の洋邦対決です。
彼らとの出会いは、もちろん皆さんと同じく、
2年前にリリースされた1stアルバム。
ドイツのMorr Musicからのリリースながら、
アメリカはフロリダの2人組で、
同レーベルの他の多くのバンドがそうであるように、
エレクトロニカを基調として歌ものながら、
それだけではない、ロック的なダイナミズムや、
インディー・ポップ的遊び心に、
聴いてすぐ心を奪われました。
その年の秋に来日したHER SPACE HOLIDAYのマークと
高橋幸宏さんとの対談で、
彼らの名前が挙がっていたのも印象的でした。
そこで、早速彼らとコンタクトをとりました。
Morr Musicのトーマスとは、以前何度かやりとりしたことがあって、
その際に、ライセンスにあまり積極的ではないのを
思い知らされていたので(笑)、メンバーに直接。
このあたり、最近は、バンドの紹介だったりすることが多くなってきた
ウチのレーベルですが、
CDを買って、気に入って、メールでコンタクトするっていう
ハースペやプラマイやエンシェント・グリークスといった
レーベル創設当初のやり方そのままですね。
それからずっとベン君とやりとりしていたわけですが、
最終的にはやはり契約的にMorrからリリースしなきゃということで、
EP名義での、オリジナル・アルバムのリリースは、
2ndの段階では難しいだろうと踏んでました。
そして、ようやくこの2ndが出来たとき、
まずベン君が思ったのは、
1stと比べると、全然違うから、Morrもリリースするかわからないな、ということ。
しかし、Morrはリリースしました。
そして、なんと僕にライセンスしてくれました。
そうなんです、これは快挙です。
Morr初の本格的日本盤リリースなんです。
中身に関しては、ベン君本人が言ってるように、
かなり変わりました。
EPの1stからより、ベンのソロ・プロジェクトである
ラディカル・フェイスの方に連続性を感じる、
よりSSW色が強いものであると言っていいでしょう。
たぶん、世の中的には、アッパーなものの方が受ける傾向があるかと思いますが、
お察しのとおり、僕的には、こちらの方が、より好きです(笑)
簡単に言いますと、前作より地味になったんですが、
その分、深くなったということです。
最高です。
若干ではありますが、日本先行ですし、
さらにボートラには、2006年にリリースされたEP2種が全曲収録されてます。
これがまたいいんだ!
新作から1曲、
コチラで試聴できます。
YouTubeで観れるライヴも非常に面白いので、
なんとか来日させたいと思ってるのですが、
その前に、このこんがらがりまくったスケジュールをなんとかしないといけません。。。
とにかく聴いてください!
よろしくお願いします!