ORCHARD VALE
ジョーン・オブ・アーク、キャップン・ジャズ、メイク・ビリーヴを率いてきたシカゴの鬼才、ティム・キンセラによる初監督長編映画。
この映画は、数年後の未来、廃墟と化したアメリカ郊外でともに暮らす5人の物語である。破綻国家における『普通の人々』とでもいうような陰鬱な家族ドラマであり、そして、ある意味、猿のいない『猿の惑星』、またはゾンビの登場しないゾンビ映画とでもいえるような作品である。
●日本独占DVD化
●サウンドトラックCD同時発売
●特典映像収録
・短編映画『A LOVER'S DISCOURSE』(2006年/監督:ティム・キンセラ、音楽:トクマルシューゴ)
・予告編
YOYTH-044
&044
¥3,000 (tax in)
2008.04.16 on sale
解説:佐々木敦(HEADZ)
ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK / ORCHARD VALE
オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック / オーチャード・ヴェール
ティム・キンセラによる初監督映画を彩る、ジョーン・オブ・アーク・ファミリーによる、初のオリジナル・サウンドトラック。
シカゴのアンダーグラウンド・シーンを牽引してきたティム・キンセラによる初監督映画『オーチャード・ヴェール』。そんな記念すべき作品を彩るサウンドトラックを制作したのは、もちろんジョーン・オブ・アーク・ファミリー。ティムのプロデュースの元、タウン&カントリーのジョシュ・エイブラムスとベン・ヴァイダ、そしてメイク・ビリーヴでドラムとキーボードを同時に演奏する、ティムの従兄弟ネイト・キンセラを中心に制作され、静謐かつ優美なミニマリズムが、殺伐としかねない映像に絶妙な彩りを添えている。同映画の、日本のみ独占DVD化を記念して、ボーナストラックを6曲も追加収録し、より完璧なサウンドトラックとなって日本リリース。
●日本盤のみボーナストラック6曲収録 ●映画『ORCHARD VALE』DVD同時発売
YOUTH-045
&045
¥2,000 (tax in)
2008.04.16 on sale
解説:福田教雄
絶賛開催中のティム・キンセラ祭りの続きです!
なんとティムが初めて監督に挑戦した
長編映画のDVDとサントラCDを当時発売します!
&としても、初めてのDVDとサントラに挑戦です。
思えば、昨年1月のメイク・ビリーヴ/オーウェンのツアー中、
いつも泊めてもらう松本のすし典のカウンターで、
たまたま同じタイミングで起きてきたティムと、
朝食をつつき合いながら話したところから、すべては始まりました。
妻とともに制作している映画にかける情熱。
ただでさえ、彼の文学的、芸術的な側面に惹かれていた僕は、
当然、大きな興味を示しました。
とまぁここまではよくある話。
「こういうの作ってるんだけど、興味ない?」
「いいね~」なんてのは。
しかし、それから半年。
メイク・ビリーヴを脱退したというニュースのすぐあとに、
彼から連絡がありました。
ありったけの情熱と時間をかけて、
彼は本当に作り上げてしまったのです。
すぐに送ってくれたDVD-Rを観て、
僕は大きな感動に包まれました。
いや、正直、字幕もない外国映画を観たのは初めてで、
当然、すべての会話が理解できたわけではないのですが、
そして、あきらかにデジカムで撮ったであろう映像は
決してハイクオリティではないのですが、
そこからほとばしる映像や物語、つまりは映画という表現にかける
彼の魂に触れたような気がしたからです。
なんだか、勝手にバトンを受け取ったような気になって、
気が付いたら、これを世に出さねば、という
勝手な使命感で、体が動いていました。
そこからは格闘です。
字幕をどうやってつけるのかもわからないわけで。
でも、新しいことをやるというのは楽しいものです。
ほんの少し、ティムの気持ちがわかった気がしました。
そうやって、いろいろ資料が揃ったり、
字幕が付いていく中で、
段々とストーリーの細部が分かっていくにつれ、
また違った感動が。
ネタバレになってしまうので、多くは書きませんが、
相当深く、そして多元性のあるストーリーで、
観るたびに、知るたびに、新たな発見や喜びがあります。
基本的には相当ダウナーではあるんですけど(笑)
手探りで、徐々にハマっていけた僕は、幸せものかも。
長々と書いてきましたが、
要するに、言いたいことは、
ティム・キンセラという表現者の生み出すものに、
なにかしら感応してきた人ならば、
絶対に観るべき作品だ、ということです。
特典映像には、お約束の予告編とともに、
ティム監督の秀作ともいうべき短編映画『A LOVER'S DISCOURSE』が入ってます。
とても洒落のきいた作品ですが、
この作品の音楽を担当したのがトクマルシューゴです。
ティムとトクマルくんは、これまで共作したり、
コメントしあったりと、交流を深めていましたが、
こうして形になったのは初です。
とても光栄です。
サウンドトラックCDは、
今、実質動きが止まってしまっているRecord Labelから
昨年10月にリリースされたものですが、
映画が公開もされてない、DVDにもなってない状態で、
よくサントラだけでたな、と(笑)
それを、今回のDVD発売記念にあわせて、
6曲ものボーナストラックをつけて日本リリースします。
こちらも、ティムのプロデュースのもと、
タウン&カントリーのジョシュとベン、
そして従兄弟のネイト・キンセラが頑張ってくれていて、
Joan Of Arc presentsとクレジットされているように、
JOAの作品として捉えても、なんら遜色ありません。
もちろん、とても映像的な作品ではありますが。
とりいそぎ、
コチラで2曲お試し頂けます。
あと、映画の予告編は
コチラから。
ただいま、andrecords.jp内に、ORCHARD VALE特設ページを建設中です。
スペシャル・コンテンツを準備して、まもなく公開予定。
ティム・キンセラ・キャンペーンの詳細や、
JOA来日についても、随時アップしていきますね。
お楽しみに!