MATT POND PA / LAST LIGHT
マット・ポンド・ピーエー / ラスト・ライト
YOUTH-026
¥2,300(tax in)
2007.10.24 on sale
解説:吉本栄
歌詞・対訳付
デビューから9年の年輪を重ねた、SSWマット・ポンド率いるクインテットによる、真のエモーショナル・ソングスが詰まった7thフル。
ニュー・イングランド出身、フィラデルフィアを経て、現在はブルックリン在住のシンガー・ソングライター、マシュー・ポンドを軸にした、流動的なメンバーによるバンド。現在は5人組。2年ぶり、7枚目となる本作では、彼らの大きな特徴であった叙情性の高いストリングスやフラジャイルな浮遊感よりも、より骨太でソリッドなロック・バンド・サウンド、そして“うた”が完全に前面に出て、聴く者を圧倒する。長くアンダーグラウンドな活動をしてきた彼らが、現在、USの主要都市では1,000人規模のホールもソールドアウトにしてしまうという状況に対峙し、そこから決して逃げることなく、辿り着いた回答として、あまりにも完璧すぎる13曲。
●日本盤のみボーナストラック5曲収録(先行EP「IF YOU WANT BLOOD」完全収録)
参加アーティスト
Neko Case
Kelly Hogan
Isobel Sollenberger (Bardo Pond)
Rob Schnapf (Elliott Smith, Beck)
Taylor Locke (Rooney)
Thom Monahan (Pernice Brothers, Lily's)
ようやくリリースに漕ぎ着けました。
デビュー当初から大好きで、早9年。
P-VINEからリリースされた3rdアルバム『The Green Fury』の
ライナーノーツを書いてから、早5年。
その間も、どんどんよくなって行ってるってのに、
相変わらずシカトな日本での状況を尻目に、
本国ではドラマ「The O.C.」のサントラ効果もあって、
かなりビッグな存在に。
前作『Several Arrows Later』リリース直後ぐらいから
話を始めて、早2年。
ようやくなんです。
2年も断続的に話してきたというのに、
最後の最後で、向こうもテンパってて、
連絡が遅くなり、結果交渉も長引き、
USから1ヶ月遅れのリリースとなってしまいましたが、
6月にリリースされたEP「IF YOU WANT BLOOD」を
5曲全曲収録するという太っ腹ぶりに免じて勘弁して頂きたいっす。
そうなんです、輸入盤はぼちぼち出回っていることだと思いますが、
積年の夢、激待望の初来日をなんとか実現させる意味でも、
是非ともこの日本盤を手にしてほしいです。
平に、平に、お願い致します!
内容はもちろん最高です。
アメリカでの大成功を受けて、
曲の骨格からサウンドから、実に「しっかり」作ってあるな、と感じます。
しかし、マットならではのエモーショナルな唄心は
いささかも失われていません。
そして、この「覚悟」は、より多くのリスナーの心を
揺さぶるだろうと確信します。
バンドのマイスペースで4曲、
&のサイトで違う曲が2曲、
全曲試聴できます。
是非その耳で確かめてください!
これで6曲も聴けることになりますが、
なにせ日本盤は全18曲なんでヨユーっす!
あ、あと、実は前述の3rdでの拙文で、
重要な部分に欠落がありまして、
まぁ、誰に指摘されたわけでも、
怒られたわけでもないんですが、
人知れず、1人5年間気に病んでまして。
今回、インナースリーヴで、
5年越しの「お詫びと訂正」を掲載させて頂いたことを
ご報告しておきます。
よろしくお願い致します!