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ADMIRAL RADLEY
次回のリリースです!
アドミラル・ラドリーのデビュー・アルバム『アイ・ハート・カリフォルニア』です。
デビューといっても、ただのド新人じゃありません!
ウチから2枚日本盤をリリースして、
来日ツアーも行っている
アーリマート
のアーロン・エスピノーザとアリアナ・マーレイ、
そして2006年に惜しくも解散してしまったグランダディのヴォーカル、
ジェイソン・リトルと、ドラマーのアーロン・バーチ、
この4人によるユニットなのです。
僕的にはまさに夢のユニット!
グランダディは、僕がクッキーシーンの編集者として、
この世界に入ってきたときから、ずっとフェイヴァリット・バンドでした。
その頃、クッキーシーンとディスク・ユニオンのかけもちで週8で働いていた僕が、
初めてお休みをもらって、
大学時代の友人が働いているNYに一週間ほど遊びに行ったとき、
まだブレイクする前の彼らを、マーキュリー・ラウンジという小さな箱で観ることができました。
V2さんにお願いして、インタヴューさせてもらうことになっていたのですが、
リハ終わりのジェイソンとマンツーマンで、
もちろん通訳もなしで、話し始めたときは、緊張したなぁ。
まだ、ろくに英語も喋れなかったのに、無茶をしました(笑)
しかし、ジェイソンはシャイながら、とても優しく、
最後には、得意のスケーターTシャツをくれました!
(ちなみにその時のライヴでたまたま前座を務めていたのがマザリンで!
彼らのファンでもあった僕は、これまた突撃インタヴュー!
その後、日本盤が出るときにライナーを書かせてもらったりもしました。
数年前、いきなりブレイクしたときは、びっくりしました)
その1、2年後、第1回サマーソニックで、彼らが初来日したときも、
もちろん観に行きました!
そして、東京のV2オフィスで再会し、再びインタヴューさせてもらいました。
しかし、ジェイソン、お疲れだったらしく、
ほとんどずっと寝てたなぁ。アイマスクして(笑)
後半、ひょっこり起きだしたと思ったら、
ずっと紙やらホワイトボードやらに落書きしてて。
でも、その落書きがとても味わいがあって、
そのままクッキーシーンに掲載しました(笑)
その時の紙は今でも宝物です!
その翌年、単独公演が決まって、とても楽しみにしていたのですが、
直前になって、ジェイソンの足の怪我でキャンセル。。。
その後、再来日する機会もなく、解散してしまったのでした。。。
そんな彼らと仲が良いアーリマート。
アーロンがグランダディやエリオット・スミス、フォーク・インプロージョンといったアーティストの
エンジニアを務めたり、
ジェイソンが、アーリマートの3rdの数曲を共同プロデュースしたり、
と、長く深い付き合いなのです。
そんなアーリマートが昨年2月に来日したときに、
アーロンからこのユニットについては聞いていました。
しかし、その時には4曲しかなくて。
それだとリリースはちょっと難しいな~なんて話をしてたんです。
でも、その4曲の素晴らしいことと言ったら!
そしたら彼は「じゃあ、もっとレコーディングしてみる!」なんてことになりまして。
それから、しばらく音沙汰なかったんですが、
1年近く経って、いきなり「出来た!」と。
しかも11曲!
それもアドミラル・ラドリーというちゃんとしたユニット名まで!
4曲しかなかったころは、冗談まじりで、
アーリダディだのグランディマートだの呼んでたんですけどね(笑)
それにしてもこの11曲。
ジェイソンのソロをはじめ、
それぞれいろいろと忙しい中、ちょこちょこ録っていったようですが、
決して、息抜きのためにやっているお楽み大会なんかじゃなく、
優しくて繊細で…
そう、2つのバンドの良い所が結晶化したような、
素晴らしい曲達になっているのです。
そして、運命はこれだけでは終わらないのです。
4月にハー・スペース・ホリデイのマーク・ビアンキが、
お酒のイベント出演のために来日したのですが、
その際、以前からマーク関連作品のアートワークを務める
日本人イラストレーター、
北沢平祐 or PCP
と飲む機会がありまして。
ヘイさんは、これまら重度のグランダディ中毒患者で(笑)
ジェイソンとも直接交流したりして、
なにか一緒にできるといいなぁと以前から話していたのです。
その飲み会のときに、たまたまバッグに入れていたCD-Rをヘイさんに渡したんです。
そしたら、その翌日、ヘイさんは早速興奮気味にメールくれまして、
「最高ですね!ジェイソンのソロにはなかった何かが確実にあって素晴らしい!」
といったような。
そして、改めて
アドミラル・ラドリーの公式サイトのバイオ
を見てみると…
heisuke kitazawaの名前が!
なんとヘイさん自身与り知らぬところで、
ヘイさんがアドミラルの結成に関わっていたのです!
このあたりの顛末は、ヘイさんによるライナーノーツをご参照ください!
そうなんです、今回、イラストレーターであるヘイさんに、
思い切ってライナーノーツ執筆をお願いしたのです。
初めてのことで戸惑っていましたが、
彼の人柄と愛情が滲み出た、素晴らしい文章を提供してくれました。
さらに、アドミラルをモチーフにした描き下ろしのイラストまで!
というわけで今回のインナースリーヴは、かなりスペシャルなものになっています。
あ~思い入れが強すぎて長くなってしまいましたが、
とにかく音を聴いて頂きたいです!
コチラ
で2曲フル試聴できます!
あと、今年のSXSWで何回かライヴをやっているのですが、
その際にNPR(The National Public Radio)用に
セミ・アコースティック・ライヴを行っていて、
その模様がYouTubeに上がっているので、
ご紹介します!
まずは上のサイトでも試聴できる、
アルバムの2曲目で、アーロンのヴォーカル曲です。
そして、アルバム本編最後の曲で、
ジェイソンのヴォーカル曲です。
最後に、アリアナのヴォーカル曲です。
アーリマートのときからそうですが、
アリアナの曲がホントにいいんです。
ちなみに、この曲のこのセッション・ヴァージョンが、
日本盤ボートラの1つです。
日本盤は1週間先行、ボーナストラック2曲付きで、
7/7の七夕にリリースです!
第1回サマソニ以来となる、ジェイソンの再来日に向けて
頑張ってまいりますので、
どうか応援よろしくお願いします!
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by
rumino-rx
|
2010-06-04 18:14
|
release
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